こんにちは、浦壁伸周です。今回はゼロ戦が苦戦した「グラマン F6F ヘルキャット」です。

概要

「グラマン F6F ヘルキャット」は、日本のエース「零戦」を撃墜した戦闘機として有名です。零戦は、かつて「F4Fワイルドキャット」やブリュースター「バッファロー」の上を行く戦闘機として活躍を見せていたのですが、このヘルキャットの出現によってそのエースが撃墜されてしまうという結末になってしまいます。

特徴

「未熟なパイロットでも扱いやすい」とされているヘルキャットですが、他の戦闘機に比べて癖がないことが特徴と言えます。操縦性、生存のための背面装甲板、自動防漏タンクについては他機に比べて大きく優れていました。さらには、日本人パイロットが驚いたという運動性能は、上述のようにゼロ戦以上の戦闘を可能にしています。

このような特徴を駆使して、第2次世界大戦中盤以降は、日本の航空兵器を撲滅させたのです。軽量化された零戦とは対照的に、大出力エンジン搭載のヘルキャットの方に軍配が上がる結果となったのです。デメリットとして当時から言われていたことは、2000馬力級の爆撃機としては低速であったことでしょう。

性能

零戦に苦戦したアメリカ軍が「零戦を倒すための爆撃機」として開発されたのがヘルキャットです。アメリカ、グラマン社が短期間ではあるが堅実な爆撃機として、太平洋戦争に投入したのです。その性能は、大量生産という難題にも応えた2000馬力のエンジンによる時速603kmという速度にあります。

旋回能力は零戦に劣るものの、零戦では追いつくことのできないスピードの性能は、当時のパイロットたちを驚かせました。また、12.7mm機銃6門という攻撃力も当時では考えられない能力でした。さらには、パイロットにとっても。生命重視の観点から生まれた強固な機体もその性能を高めました。

歴史(代表的な戦歴)

太平洋戦争期におけるヘルキャットの戦績は、日本の零戦等と比較してもその戦績は優秀です。ヘルキャットと日本機とのキルレシオ(自軍が受けた損失と敵に与えた損失を比で表したもの)はなんと19:1とされています。(アメリカ軍の公式発表)海軍による空中での撃墜は、6477機中、約5000機とされています。

第2次大戦終了後もヘルキャットは、フランスなどの西洋諸国に売却され改修が行われたのです。また、F6F-5は、海軍アクロバット飛行体「ブルーエンジェルス」の最初の機体として使用されたことでも有名です。