こんにちは、浦壁伸周です。今回は「一式陸上攻撃機」をご紹介します。

太平洋戦争時や支那事変の際に主力攻撃機として活用されていた、一式陸上攻撃機はどのような性能を持ち、これまでどのような戦歴を挙げてきたのでしょう。今回は一式陸上攻撃機の特徴や性能、歴史などを解説していきます。

一式陸上攻撃機の概要

一式陸上攻撃機は海軍の所有する陸上攻撃機です。三菱重工業株式会社が設計・製造を行なっており、1939年10月に初飛行、1941年には運用が開始されました。
退役されるまで2435機が製造されています。

一式陸上攻撃機の特徴・性能

一式陸上攻撃機の特徴としては、空気抵抗を増やさずに胴体径を広げることに成功したため、胴体に魚雷や爆弾を収納しておけるようになりました。また、エンジンも九六式陸上攻撃機に搭載していた金星に比べて馬力のある火星が装備されていたため、スピードアップに成功しています。胴体が大きいため動きは遅そうに見えてしまいますが、火星のおかげでかなり軽快な動き見せることができています。

一式陸上攻撃機の場合、航続距離を伸ばすため燃料タンクにインテグラルタンクを採用しました、これは、主翼や胴体の内部にシーラントによって水密を作り、その構造部自体を燃料タンクとして使用するというものです。タンクを載せる必要がないため、その分の重量を減らすことができ、現在の航空機体の多くはインテグラルタンクを採用しています。

双発機である一式陸上攻撃機ですが、このインテグラルタンクのおかげで航続距離を伸ばすことに成功しました。ただ、逆に被弾を受けてしまうと火災が発生しやすく軍用機には向かないということで一式陸上攻撃機の最終型にはインテグラルタンクの採用が見送られています。

一式陸上攻撃機の歴史

一式陸上攻撃機が初めて投入されたのは支那事変中の高雄空であり、成都方面に向けての攻撃が初の戦闘となりました。太平洋戦争時にはアメリカ陸軍航空基地に向けて攻撃し、B-17を含む多くの爆撃機を壊滅へと追い込んでいます。

また、九六式と共にイギリス海軍のプリンス・オブ・ウェールズという戦艦や、巡洋戦艦のレパルスなどを撃沈させ、太平洋戦争初期には多くの活躍が見られました。

漫画、ゲームなどのメディアへの登場作品

メディアへの登場作品としては、特に有名な作品として「永遠の0」で登場しています。また、ゲームでも「艦隊これくしょん-艦これ-」では、基地航空隊の戦力として登場しました。日本で最も活躍した戦闘機・零戦の援護戦闘機として活躍した一式陸上攻撃機は、生産機数も多く、特に太平洋戦争時には様々な活躍を見せた戦闘機だと言えるでしょう。